七尾市の公費解体で相続人の調べ方

相続関連

公費解体の相続人を戸籍謄本で調べる方法

七尾市で公費解体を行う際、その建物が亡くなっている先代のままの場合、つまり相続が発生している場合は、先代から相続人を洗い出し、全員の同意書と印鑑登録証明書の添付が必要となります

こうのように相続人を洗い出すためには「戸籍謄本」の取得が必須となりますが、戸籍謄本はご自身の親、ご自身、ご自身の配偶者、またご自身のお子様(つまり直系尊属/直系卑属)の取得しかできません。親にご兄弟がおられる場合、まず、ご自身はご兄弟の戸籍謄本を取得することができませんし、また、ご兄弟のお子様の戸籍謄本を取得することもできません。つまり、相続人の洗い出し作業がそこで詰まってしまい、相続人調査ができません。

相続人調査ができないと七尾市の公費解体の添付書類として、相続人全員の戸籍謄本を添付することがきないため、公費解体の申請が原則できません。

ご本人が取得できないのであれば、ご兄弟に依頼し戸籍謄本の取得を依頼するしかないのですが、ご兄弟と連絡が取れないと、取得することができません。相続人が多数おられる場合は全員に協力いただき戸籍謄本を取得することは「ハードルが高い」と言えるでしょう

七尾市の公費解体の受付で「出生から死亡までの連続した戸籍謄本」を取得してください。と言われ、戸籍謄本を取得したことはない方は、何を言っているのかわからないかもしれません。結局、別の戸籍を持参して、「この戸籍謄本だけではダメです」なんて言われてこともあるかもしれません。これも戸籍謄本を取得するハードルとなり得ます。

ご本人やご兄弟が取得できないのであれば、職権で取得することとなります。ここで言う職権とは行政書士等に取得を依頼し、依頼を受けた行政書士が「職務上請求書」を使用し、職権で相続人様の戸籍謄本を取得することです。

七尾市役所で職務上請求書を使用し戸籍謄本を取得すると即日交付していただけますが、取得したい方の本籍が他県である場合、郵送で職務上請求を行うのでどうしても日数がかかります。さらに750円の原戸籍を郵送で取得するためには750円の定額小為替を付けなければなりませんし、定額小為替1枚発行につき、200円の手数料がかかるため、どうしても費用がかさみます

七尾市で公費解体の申請を行うために行政書士に相続人調査を依頼した場合、戸籍謄本の費用と定額小為替の費用、郵送請求するために費用。この3つの費用が最低限必要です。これは行政書士に依頼しなくてもご自身で戸籍謄本を郵送請求するときも必ず必要になります。言わば必要経費です。

しかも七尾市の公費解体で必要な戸籍謄本は基本的に改正原戸籍(原戸籍)や現在戸籍です。それらが相続人全員分が必要になるため、どうしてもこの必要経費はかさみます。相続人が多ければ多いほどかさみます。先代登記ならまだしも先々代等の場合は10万円の必要経費がかかってしまうなんてことはザラにありますし、七尾市、中能登町、羽咋市以外の市区町村に改正原戸籍(原戸籍)や現在戸籍または除籍を請求するためには基本的に遠方になるので郵送請求となります。そのため戸籍集めにはどうしても2~3か月以上かかることは覚悟していただいた方が良いでしょう。

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