戸籍謄本等を取得する費用の一覧
戸籍謄本や戸籍の附票等を取得する際には手数料が必要です。七尾市で戸籍を取得する際にかかる費用は下記の通りです
戸籍 | 現在戸籍 | 450円 |
原戸籍・除籍 | 750円 | |
住民票 | 世帯全部 | 300円 |
世帯一部 | 300円 | |
戸籍の附票 | 300円 |
公費解体で使用するのは戸籍謄本(全部事項証明)ですので、最低450円必要ですが、相続関係を洗い出すためには現在戸籍のほか、原戸籍、必要に応じて除籍謄本も取得することになります。
現在戸籍のみで事足りることはほとんどないので、戸籍謄本は複数部取得することになるので、450円で収まることはほぼないと考えて良いでしょう。
ちなみに戸籍謄本はご自身で取得できる範囲は直系尊属(親等)や直系卑属(子・孫等)とご自身とご自身含め配偶者の分しか取得できませんので、兄弟姉妹等の分を取得することはできません。兄弟姉妹の戸籍謄本を取得する必要がある場合、兄弟姉妹に戸籍謄本の取得を依頼するしかありません。しかし、兄弟姉妹と連絡を取っていなかったり、兄弟姉妹の連絡先を知らない場合は取得を依頼することはできません。
仮に兄弟姉妹に取得を依頼しても、七尾市の公費解体で使用する「出生から死亡までの連続した戸籍謄本」の全てを揃えるのは難しいかもしれません。戸籍謄本の取得に慣れている方は平気だと思いますが、慣れていない方だと、例えば「現在戸籍のみ取得した」だけのケース等が考えられますが、現在戸籍のみ提出してもおそらく相続関係に必要な戸籍が揃わないと思います。この場合は再度取得を依頼する必要があります。公費解体で必要な戸籍は相続関係がわかるだけの戸籍が必要だからです。仮に必要な戸籍が足りない場合、申請が受け付けられませんので、揃うまで依頼するしかないでしょう。
兄弟姉妹等と連絡が取れない場合の戸籍謄本の取得は?
前述したとおり、基本的にご自身が取得する戸籍謄本の範囲は限られているわけですが、この範囲外の戸籍謄本の取得が必要な場合はどうすれば良いのでしょうか。
①兄弟姉妹等に取得してもらう
②司法書士や行政書士等に依頼する
この2つが考えられます。兄弟姉妹等に取得を依頼することができない場合は、司法書士や行政書士に依頼する方法が一番手っ取り早いでしょう。司法書士や行政書士は職務上請求書を使用し他の方の戸籍謄本の取得ができるからです。大体の司法書士や行政書士は普段から相続のための戸籍取得に慣れているので、出生から死亡までの連続した戸籍謄本の取得が可能です。
しかし、職務上請求書は本籍地が七尾市以外の場合は基本的に郵送請求ですので、費用が掛かかります。仮に450円の現在戸籍を取得する場合、
定額小為替(450円)、定額小為替手数料(200円)、切手(往復分)が最低限かかります
まぁこれは郵送請求する場合は誰がやってもかかる費用です
それを相続関係がわかるまで請求する必要がありますので、1世代で5万円くらい、2世代で10万円くらい、3世代で15万円くらい費用として掛かると思っていただけると無難です。これとは別に報酬費用も掛かりますので、頭に入れておくと良いでしょう。なお、郵送請求を何度も行いますので2~3か月かかります。程度によっては半年かかる場合もあると思います。